THE KOREAN GEEK

韓国語とダンスが好きな人

【ネイティブっぽい韓国語】なぜ「네(ネ)」は「デ」に聞こえるのか【徹底解説】

スポンサーリンク

f:id:rodebikejoshi:20200424020259p:plain
こんにちは、Jasmineです。

突然ですが、韓国人っぽい発音マスターしたくないですか?

実は、日本語と韓国語は文法は似つつも、発声方法が全く違うんです。

今日はそんなコミュニケーションで最も使うと言っても過言ではない「 네・はい(ネ)」と言う言葉。

教科書や参考書ではフリガナは「ネ」であることが多いと思いますが、実際に韓国語を聞いていると「デ」が近いのではないと感じる方も多いと思います。

今回は、韓国語の「ネ」が「デ」に聞こえる理由を、徹底解説したいと思います!

こちらの記事もおすすめです。
koreangeek.com

〈今回の記事のポイント〉

◼︎韓国語は鼻音を使う言語?

◼︎「な行」と「ま行」

◼︎一番難しい発音は?

鼻音をいっぱい使う日本語

まず、日本語は鼻音を使う言葉が多い言語です。

鼻音とは、鼻から空気を出しながら発音する音のこと。

例えば、「あ」と言う時は、鼻から空気が出ていませんよね。

しかし、「な」と言う時は、鼻から空気が出ているんです

もっと分かりやすくすると、鼻をつまんで発音すると、一目瞭然です。

f:id:rodebikejoshi:20200424000451p:plain

鼻をつまむと「あ」は言えても「な」は言えません。

このように、鼻から音が出る鼻音が多いのが日本語です。

例えば風邪をひいて鼻が詰まっている時、な行とま行が言いにくくなるのは鼻音のせいなんです。

日本語では、な行ま行が、鼻音に当たります。

鼻音をあまり使わない韓国語

一方で、韓国語は鼻からあまり空気を出さず、発音する言語なんですね。

なので、鼻から息を出さずに発音する「な」が、韓国語の「ナ」に近い発音となります。

正確に言えば、「な」と「だ」の間の音が、最もネイティブっぽい「나」というわけです。

【な行とま行】韓国語の発音っぽくするとこんな感じ

では、鼻音である「なにぬねの」と「まみむめも」を無鼻音で発音して見ましょう。

f:id:rodebikejoshi:20200424000312p:plain

누구(ヌグ)→ドゥグ、네가(ネガ)→デガ のように聞こえること、ありませんか?

次に、ま行の場合はこちら。

f:id:rodebikejoshi:20200424015119p:plain

私は、모르겠어요(わかりません)と言う言葉、「ルゲッソヨ」と聞こえる時があります。

【な行とま行】一番韓国語っぽいひらがなランキング

しかしこの「ネ」が「デ」に聞こえる問題はめちゃくちゃ厄介なんです。

韓国人も「ネ」に近く発音する時もあれば、完全にそれ「デ」やろ!みたいな時もあるのです。

そんなわけで、8年くらい勉強してきた私の感覚で、韓国語の発音が難しいひらがなランキングを作って見ました。

ランキングはこちら!

f:id:rodebikejoshi:20200424011620p:plain
f:id:rodebikejoshi:20200424011622p:plain

まさかの、タイトルにもある「ネ」では無く「ム」が1位という結果になりました。

「ム」が1位の理由は、「ブ」に近く聞こえることがあまりにも多いかと思ったんです。

무서워 、무게 、무지개 、물어볼게 ...

どんな言葉でも結構「ブ」いけません?

「ムソウォ」より「ソウォ」の方が本当に怖がる韓国人な感じしません?

また、上の方が鼻音が無く、下に行くほど鼻音化されます。

なので最下位の【め】は、「ベイル」より「イル」の方が違和感がありませんよね。

さて、なかなか変態な言語への姿勢を見せてしまいました。

まとめ

まとめとして、(私の感覚ですが)、「네가・私が(ネガ)」「나는・私は(ナヌン)」「너가・あなたが(ノガ)」「누구・だれが(ヌガ)」などの、人称に対して使う言葉に、鼻から息を出さない音が多いと思うんです。

つまり難しい音ですね。

しかし、「人称」などの言葉はよく使う言葉ですので、マスターすれば韓国人のフリができるレベルになる可能性があります

鼻音を常に意識して話してみることが、韓国人っぽく話せる第一歩かもしれません。

お付き合いいただきありがとうございました。

koreangeek.com
koreangeek.com